3年ぶりの韓国旅行(後半)PCR、漢南洞、HYBE INSIGHT、ザ・ヒュンダイ・ソウル

3年ぶりの韓国旅行(後半)PCR、漢南洞、HYBE INSIGHT、ザ・ヒュンダイ・ソウル

3日目朝食、ハムチーズエッグトースト

ふだん朝食はコーヒーだけなのですが、せっかくの旅行中なので、食べたいと思っていたものを食べましょう、ということで。

パンがふわふわで、これまたふわふわのスクランブルエッグが載っていて、マヨネーズではないドレッシングのような、酸味と甘みのあるちょっと不思議な味のソースがかかっています。美味しかったです。

韓国らしい朝食、EGG TOAST。

涙のPCR検査

韓国への入国には健康状態の申告だけでよいのですが、日本へ帰国(入国)するのには3回のワクチン接種証明がない人は、帰国72時間以内の陰性証明が必要とのこと。

ここは大変お怒りポイントですね。ワクチン4回も接種した総理が感染したり、接種した人の方が感染率高い結果も出ているのに、なぜ未接種差別をするのか。ワクチンは重症化予防というなら、症状がない人は入国してよいではないか。本当に理にかなっていなくて納得がいかない。

このためにわざわざ踏十里まで行って、人生初のPCR検査を受けてきました。一瞬ですが、鼻にめっちゃ突っ込まれ、痛い、泣ける。6,500円くらいかかったのも、理不尽で泣けてきますね。

気を取り直して漢南洞へ向かう。

漢南洞(한남동、ハンナムドン)エリア散策

BTSの皆さんが購入された高級住宅のある街、それが漢南洞。ソウルには何度も来ていますが漢南洞は訪れたことがなく、行ってみることにしました。

駅を出たらすぐに高級住宅街なのかな?と思って行ったら駅周辺は普通に古びた下町でちょっと拍子抜けしました。

トラックで行商のおばちゃんが生活用品を広げていたり。

あかすり買おうと思ったら、おばちゃんは車の中でごはん中。「お昼食べててごめんね~」と笑顔。

しばし歩くと、BTSジミンちゃんが買ったと噂の高級住宅も見えてきました。

この辺にいるのかなー。同じ空気吸ってるかなー。
おしゃれなお店が並ぶ漢南洞
おしゃれなベーグル屋さん

ずっと歩いていくとようやくこの辺りがおしゃれな街と言われる漢南洞か!というエリアに出ました。先日、痛ましいハロウィンの事件があった梨泰院の裏あたりなんですね。。。

梨泰院は何度か訪れたことはあるのですが、ちょっとまだ行く気にはなれず、梨泰院路へは行かずに引き返しました。

3日目昼食、刺身ビビンパ

漢南洞駅方面へいったん引き返し、漢南大路の反対側の高級おしゃれエリアへ行くことに。その前に腹ごしらえ。

この辺りの良いお店を下調べしておらず、その場でGoogle Mapで評価が良い店に飛び込む。

漢南プゴク 本店(한남북엇국 본점)」プゴク(干しタラのスープ)のお店のようだけど、めっちゃメニューある。笑。全部ハングルだし、読むの大変。一人だし、普段食べない朝ごはんを食べたこともありあまりお腹が空いておらず、Google Mapの店舗情報の写真を見ておいしそうな、刺身ビビンパにしました。

隣の席の若者男性2名が、釜山なまりで会話していたのが気になりつつ見ていたら、ワインボトルを空け、リュックから高そうなウイスキーを取り出して飲んで、大変幸せそうでした。いいですね。

また魚介食べてるね。。。

漢南大路洞東側のカフェとアイスクリーム

おしゃれエリアをぶらぶらしながら、すこし奥まった場所にある「Têtu」というバー&カフェへ行ってみました。入った瞬間、カウンターにお客さんしかいなくて、「コーヒー飲めます?」と聞いたら大丈夫そうだったので、テーブルでちょと待っていたらお店の人が来てくれました。

こだわりのカフェらしく、「ドリップコーヒーもありますよ」って。日本人とわかると色々気を使ってくれて、親切な店員さんでお店の雰囲気も良くて、少々長居してしまいました。かわいくて人懐こいわんこが2匹!かわいい。。。

路地奥の建物に、恐る恐る入ってゆく
毛並みつやつやのいいこ。
雰囲気が良く落ち着いた店内。ゆっくり旅行記を書くなどして過ごす。

そろそろ移動しようかな、と帰り道にまたおしゃれなアイスクリーム屋さん「Icecream Society」が。

外観も、内装もスッキリとしてミニマリスト的。支払いもカードのみというミニマリスト。

味もちょっと変わった感じで、①抹茶ブラウニーはまあ日本人には普通なのだけれど、②ヴィーガンチョコ+エルダーフラワーが初めての味。ダークチョコ味にエルダーフラワーのさわやかな風味が新鮮で良い感じでした。

建物も、内装も、ロゴも、おしゃれ
チョコにエルダーフラワーの組み合わせは初!

おしゃれパン屋さんで感動のプレッツェルクロワッサンに出会う

おしゃれパン屋さん「Artisan Bakers(아티장베이커스)」もあり、おなかはいっぱいだけど気になったので、持ち帰りでパンをひとつ、買って帰る。

その日中には食べられず、結局翌朝空港で食べたのですが、なんと驚きのおいしさ!このパン、クロワッサン生地なのだけど表面はプレッツェルのようなテカリのある食感。

この味が忘れられず、日本に帰国後も食べたいと思って調べたりしており、今度恵比寿にあるクルム伊達公子さんのお店に行ってみようと思っているところです。

HYBE INSIGHT (하이브 인사이트)へ

電車を乗り継ぎ龍山駅へ。「2022 BTS EXHIBITION : Proof in SEOUL」へ行ってきました。私は2016年からのARMYでして、先日東京で開催されていた「2022 BTS EXHIBITION : Proof in TOKYO」にも行ってきたところでした。

おそらく同じ感じだろうけど、一応見てみようということで、前日にinterpark(韓国のコンサートなど予約サイト)から時間予約していきました。構成もほぼ日本で見たものと一緒で、展示スペースの関係で展示の仕方が少々違うもの、日本にしかなかったもの、ソウルの方が良かったものなどありました。

本エキシビジョンは10月の釜山コンにあわせて開催されていたため数か月の会期。その終了間近だったため、来ていた人は少なく外国人が多かったです。

写真が可なのはこのエリアのみ
この立派なHYBE本社の地下にあります。私が7年間貢いできたお金でこの立派なビルが建ったのか~と感慨深い。

汝矣島(ヨイド)のザ・ヒュンダイ・ソウル(더현대 서울)へ

SIMカードを買ったホンデのお店で、待ち時間に店員さんとおしゃべりし、「行ってみると良いところありますか?」と尋ねたところ教えてもらったところのうちのひとつがここ。巨大な百貨店で建物の中に木が生えている、とのこと。ホテルからも近い(バスで停留所2つ目だった)ので行ってみることに。

汝矣島はKBS(韓国のNHKのような局)があり、留学していたころ、ラジオの放送を見にしょっちゅう通っていた思い出の場所です。そのKBSとは大きい通りを挟んで斜め向かいに位置します。 

ありました。中に木が!
クリスマスマーケット的なエリアは大行列!

本当にとても広いエリアで、1Fはハイブランド店、上は紳士服、婦人服、子供服、スポーツ、居住空間と、いわゆる百貨店そのままですが、本当に広いスペースを贅沢に使っていて、人もたくさん居て韓国の勢いを感じる場所でした。

韓国やアジア諸外国でたまに見る、入る店がなくて店舗スペースが余っているということもなく、フルで稼働していました。銀座の百貨店でも空きスペースが出来ていたのを見ていたので、やはり韓国の右肩上がりの勢いを感じざる負えない…すごい…となりました。

バスに乗るのが簡単になっていた!

韓国での移動手段は観光客には地下鉄がメインになると思うのですが、実はバスが非常に便利です。地下鉄の駅まで行くのが場所によっては遠いですし、さらに地下鉄の駅が大きいので結構歩かされます。その点バス亭はあちこちにあり、階段上り下りもなく、窓の外を眺めることも出来ます。

ただ、観光客にとっては路線などがわからず、結構ハードルが高いかと思います。それが、Google Mapがいつの間にかリアルタイムでバスの表示に対応していて、バスアプリを別でインストールせずにも使えるようになっていました。

HYBEからザ・ヒュンダイ・ソウルへのバス

こんな感じで、Google Map上で出発地点と到着地点を指定し、移動手段「バス」を指定するとルートの候補が出てきます。しかも次に来るバスの時間まで表示されます。これならだれでも間違わずにバスが使えますね。

ただし、降りるときのブザー押し忘れは気を付けて。私は誰かが押すだろうと思っていたら私以外降りる人がいなかったらしく、停留所をスルーされてしまいました…。あと相変わらず運転は荒いので、酔う人はご注意です。

3日目夕食、デジクッパにポッサムとスンデ付き

初日に行ったマポナルに行こうと思ってホテル近くへ戻ったのですが、なんとお店が閉まっていました。日曜は閉店だったのか。。仕方なく近所をウロウロするも、ビジネス街なので日曜休みのお店が多い模様。さまよい続けて入ったお店、부산아지매국밥(釜山のおばちゃんのクッパ)。多分新しくてGoogle Mapでもまだ出ていなさそう。

デジ(豚肉)クッパだからすでに豚肉三昧なのだけど、どうしてもポッサム(茹で豚)が食べたかったので、ポッサムセットに。スンデ(豚の血液、もち米や野菜、春雨が詰まった腸詰)はあまり好んで食べてこなかったのですが、臭みがなくて柔らかく、美味しくいただけました。

明日は早朝に帰るだけなので、コンビニでお土産的な何かを買おうと、入る前にマスクを着けている私に、ちょっと陽気なアジョシ(おじさん)が入口に立っていて、「そうだね、マスクつけてねー」と声を掛けられ、私が日本人とわかると「早稲田にいました。もう何年も前」と日本語で話しかけてくれました。「おー、すごいですね、四年間?」「いや、二年間。旅行?」「ねー。ねいるとろがよ(明日帰ります)」「またねー」といった感じで一期一会の会話も、良い思い出です。

4日目早朝帰国

月曜午前休にしていたため、朝の便で帰国することに。7時半の飛行機で2時間前に空港着だと…5時半に空港?!空港鉄道も空港リムジンバスも始発が5時半なので間に合わない…!ということでホテルのフロントでタクシーを手配してもらうことに。

仁川空港で早朝便に乗るための選択肢

①空港で寝る:そのあたりのベンチで寝てる人、いました。若ければ、いいですよね。

②空港内の「スパオンエアー」で仮眠する:これは…以前乗る予定の飛行機が飛ばず、やったことあります。ベンチよりはずっと良いです。しかしその時は天候不順で飛ばなかったので同じような人が沢山おり、この施設に入るまでかなり長時間並びました。

③空港近くのホテルに泊まる:ここから空港までタクシーならばそれほど金額が高くなりません。これも、以前フライト遅刻したときにやったことあります。探せばきちんとしたホテルもあるかもしれませんが、ラブホまがいでちょっと衛生的にどうかしらというホテルだったので悩ましいです。

④結局、市内の快適なホテルで最後の宿泊まで過ごし、高いけどタクシーで移動するのが大人の私としてはベストな選択かなと思いました。

いや、8時半以降のフライトに乗る、が正しいですね。笑

ソウルのタクシー運ちゃんの本気を見た

4時半にホテルに迎えに来てくれたタクシー、なんと大きなワゴン車で来られて、一人なんですけど…と恐縮しながら乗り込む。

通常1時間くらいかかると言われているソウル市内から仁川空港ですが、この運転手さんめちゃめちゃに飛ばしまくってなんと35分で!!!!!空港に着きました。信じられない。

運転中に電話が何度か来て、次の客が待っているらしくて、飛ばしまくり、100キロ以上の速度で走行中にカード決済の操作をし始めた時は本当に死を覚悟した(100キロでゆっくりに感じるくらいの速度で走っていたのだけれど)。運転手さんは得意げに「早かったでしょ!次があるから、じゃ!!」と笑顔。

死ぬかもしれない…というハラハラで、タクシー内でまったく寝ることも出来ず、こんなに早いならもうあと30分は布団の中にいたかった…。

ほんと、この国の人たちというのは…運転荒くて交通事故起こしまくってるのに、変わらない。そういう国民性なのだなと、改めて思いました。

そんな感じで約3年ぶりの韓国旅行を終えました。

全体的に、この3年でさらにIT化やコロナの影響などで、ちょっと戸惑うことが多く、結果としていろんな人に助けてもらったり会話する機会があって、それはそれで面白かったかな。